夫や夫家族のモラハラに加え、職場のモラハラやパワハラにもたびたび悩む。
友人とも上下関係があり、断れないこともしばしば。
このように、モラハラを始めハラスメントを引き寄せやすい方はいらっしゃいます。
私はモラハラカウンセリングで多くの方にお会いしてきました。
カウンセリングで少しお話しすると、「モラハラ夫以外の人間関係は大丈夫だろうか?」と気になる方もいます。
決して被害者が悪いのではありません。
しかし、モラハラを引き寄せる何かがある。
それは”自信がない”ことが、ハラスメント加害者には透けて見え、度々ハラスメント被害に遭ってしまう原因の1つかもしれません。
モラハラを引き寄せてしまう特徴
自信がないゆえ、自分の意見を言えない
他人と意見が違う、考え方が違う時。いつでも自分の主張を出せばいいという事ではありません。
他人と意見や考え方が違っても、何も問題ないなら「へぇー、そうなんだね」で十分です。
でも、自分の意見を言う必要がある時。
- やりたくない事を押し付けられそうな時
- 行きたくな所に行かなければならなくなる時
- あなたも同じ考えとみなされそうな時
- 必要ない事にお金を払う事になりそうな時
このような事態を避けるために、自分の意見や「NO」をサラリと言う必要があります。
自分の意見・NOを言うとガッカリされるかも?嫌われるかも?
何か負担がある予感はあるのに、自分の意見を言えず相手の言う事に納得しているフリをする。
「私はそうは思わないんです」
「私は必要ないかなぁ」
「今回はやめておきますね」
ただそれだけの事が言えない。
なぜかというと、自分の意見を言って相手をガッカリさせたら申し訳ない。
もしかすると嫌われるかもしれない。嫌われると今後の関係にも影響するし・・・。
怖がらずに自分の意見を言っていい!
困る事になりそうなら、怖がらずに自分の意見を言ってみましょう。
ポイントは、力まず、肩の力を抜いて明るい声でサラリと!
なぜかというと、力んで必死の形相で怖がっているのが丸わかりの人を想像してみて下さい。
押せばこっちの意見に合わせてくれそうだな。
と、思いませんか?
または、過去に思い切って自分の意見を言ったものの、押されて折れてしまった経験があるかもしれませんね。
ハラスメント加害者に対して、自分の意見を下げて折れてしまうと、
- 押せば折れる人
- 自分の意見が言えない人
- 他人の顔色や機嫌を気にする人
- 自分より他人に合わせてしまう人
つまり、モラハラ・パワハラターゲット候補・ターゲット認定されてしまうという事です。
がっかりされるかも?嫌われるかも?
相手と違う意見を言ったばかりに、ガッカリされるとツライ。
なぜか怒り出し、嫌われたらどうしよう・・・。
「ガッカリされる」に関しては、相手の楽しみを奪うようで心苦しいですよね。
しかし、人の楽しみのためにあなたが犠牲になり続ける事はありません。
”楽しい”は、共有できてこそ有意義な時間となり、心の充電となるのですから。
意見の違いやNOと言ったら怒り出した。嫌われるのが怖い。
今後の関係が悪くなり、仕事や友人関係に影響があるかもしれない。
周りの人に迷惑をかけてしまうかも。
心配になるのはよくわかります。でも、それでは対等な関係ではありません。
嫌われたとしても「余計な負担を強いられる関係から逃げれた!」と捉えましょう。
あとは、大人としてのマナーを持って、明るく挨拶する・必要な事は伝えるなどで十分です。たとえ相手が嫌な態度であっても、あなたは自信を持って大人としてのマナーある接し方でいましょう。