モラハラでも夫と別れたくないあなたへ

別れる

理不尽な事を妻に求め、些細な事や原因のわからない事で怒り出す夫。いつも夫の顔色を気にしてしまい、機嫌が悪くなったら神経を使い治まればホッとする。

夫の不機嫌はモラハラの特徴と同じ。モラハラを治す方法を調べるほどモラハラは治らない、モラハラ解決には別れるのが一番というアドバイスがほとんど。でも、夫と別れたくない。かと言ってこのまま夫に怯えて一緒に暮らすのはつらい。一体どうすればいいんだろう?

モラハラでも別れたくない!も普通の事

人生を共に生きると誓い合った夫ですから、そう簡単に別れを決意出来ないのは普通の事です。なぜなら、好きで結婚したのですから、今モラハラでつらい仕打ちを受けていても、夫のいい所もたくさん知っていて幸せな思い出もある。

恋人から夫婦として共有してきた時間は、より深いつながりを築いていますから、モラハラでもやっぱり別れたくないと思うのは普通の事なのです。

でも、別れたくないからとモラハラで夫に怯え、理不尽な暴言に心をえぐられながらモラハラ夫と生きていく選択はお勧めできません。いつかあなたの心身が壊れてしまう恐れがあるからです。

モラハラでも別れたくないのであれば、なぜ夫と別れたくないのか?心の底にある本心とじっくり向き合いながら、一緒に暮らしながらモラハラを軽減しあなたらしく生きていく道を切り開いていくことが大切です。

モラハラ夫と別れたくないのはなぜですか?

モラハラでも夫と別れたくないと感情の葛藤で頭も心もいっぱいになり、なぜ別れたくないのか?について掘り下げて向き合う余裕なんてありませんよね。

別れたくない理由は人それぞれ異なります。そして、一つではありません。

まずは、あなたの中にある、モラハラでも夫と別れたくない理由をいくつも掘り起こすことが大切です。

経済的な理由から夫と別れたくない

夫と別れるのかと考えると同時に、真っ先に思うのが別れた後の経済的な事。お子さんがいるなら尚更です。モラハラを解決しようと別れたはいいが、生活苦に陥り子供につらい思いはさせたくありませんから。

こんな事を言うとお金の為だけに一緒にいるのは卑怯、さっさと離婚しろ!などという心ない意見に胸が痛み罪悪感でいっぱいになることもあるでしょう。

でも、はっきり言います。お金・生活の不安から別れたくないと思うのは卑怯ではありません。むしろ当然の事であり、感情に流されず先の事を考えられているという事。

「お金だけの繋がりなら、さっさと別れたほうがいい」などという理想論を押し付ける意見に流されてはいけません。

ただし、経済的不安があるから夫と別れない、モラハラでも我慢すれば大丈夫と今と同じままでもいけません。モラハラが酷くなり、あなたが耐えきれなくなる可能性もあります。万が一、夫のモラハラが酷くなった時は離れられるような準備はしておきましょう。

モラハラでも情がある、やっぱり好きなところがある

経済的不安の奥に隠れている事が多い、モラハラでも夫を愛しているという感情。でも、酷い事を言われたり責められたりしているのに愛情があるなんて。

無意識の底ではそんな自分が惨めで恰好悪くて虚しくて、自分でも認めたくない。

特に、親しい友人や親兄妹に夫のモラハラについて相談していると、夫の暴言や荒い態度などを話す事がメインとなります。つらく当たられているのに「それでも夫が好き」とは言えませんよね。親身になって聞いてくれている相手に呆れられそうで。

モラハラでも夫を愛していると誰にも言えなくて、自分でも認めたくなくて。心の奥底に押し殺し、モラハラへの辛さや反発心、経済的不安にすり替えてしまう。

でも、好きで結婚し夫婦を続けてきたのですから、愛情はあるもの。たとえモラハラと言うツライ仕打ちを受けていても、愛情があるから今まで耐えてきているんです。

モラハラ夫でも愛情がある事を恥じたり、惨めや格好悪いと思う事はありません。心の奥底に押し殺していた夫への愛情に嘘をつかない解決の道を見つけて行きましょう。

ただし、親しい人に呆れられそうで言いづらいのであれば、無理に話す事はありません。

モラハラでも愛情があり別れたくない、でも今の夫との関係はツライ。誰かに話して整理したいのであれば、モラハラへの理解と知識、寄り添いある安全な場で話すこと。本当の気持ちを否定されずに聞いてもらえる場で話す事が大切です。

離婚歴、バツイチになりたくない

離婚が珍しくない時代になったと言っても、離婚歴・バツイチとなるのはイヤな方もいます。正直、離婚歴・バツイチそのものには何のメリットもありませんから。

しかし、離婚しモラハラ夫と他人となることで、もうモラハラに怯えることなく安心して暮らすことが出来る、心の回復と共に新たなパートナーとの縁があり、恋愛や再婚などの道は離婚したからこそ得られる新たな幸せです。

そうは言っても・・・親族やお勤め先に離婚を伝えづらい。自分自身は良くても、両親はみっともないから離婚は避けるように言われているなど、自分以外の事情を抱えている場合もありますよね。

本音はモラハラな夫と離れたい、経済的不安も夫への未練もない。でも、離婚歴・バツイチに抵抗がある。周囲に離婚を反対されている場合は、まずは別居を目指してはいかがでしょうか?

モラハラ夫と別居する際に気をつけたい事

別居しモラハラから離れ、安心して生活できる毎日を過ごす事で、既婚という形へこだわるより気持ちよく暮らせる毎日を大切にしたいと感じるかもしれません。離婚を反対しているご両親も、別居というワンクッションがあると娘の離婚を受け入れやすくなる事もあります。

ただし、モラハラ夫と別居する場合に気をつけたい事が。それは、再構築・いずれはモラ夫の暮らす家に戻る前提の別居と考えない事です。別居してモラハラに目を覚まして欲しい、頭を冷やして改心してもらえたらなどの期待は厳禁です。モラハラは自分に悪い点がある、酷い事をしているという自覚がないので治りません。

別居から再同居の場合、ほとんどの場合モラハラは悪化します。再同居までと初期は優しく労わり「やり直して良かった。夫のモラハラは治ったのかもしれない」と思えることが沢山あります。しかし、モラハラは徐々に息を吹き返し、別居前より酷い経済圧力や行動監視などとなることも。今度は別居出来ないようにがんじがらめに縛り付けられ、本当に逃げられなくなります。

実際、私の元を訪れたクライアントで、モラハラで別居・離婚→再同居・再婚し、モラハラは酷くなる一方で再び別居・離婚したいけど、些細な外出も買い物も夫の許可が必要。カウンセリング代金はご自身の貯蓄からなのに、モラハラ夫に使い道をチェックされる事があるので、数か月前から調整してお金を引き出し準備していたそう。

別居に対して怖がらせてしまったかもしれませんね。でも、別居から再度居はモラハラが悪化するリスクが大きいと知っておくことは本当に大切です。怖がり縮こまって今の状況に耐えるのではなく、怖い今の現状から自分を救い、安心と幸せに導いていくにはどうすればいいのか?という未来志向に変換していきましょう。

モラハラでも夫と別れたくないあなたへ・まとめ

経済的不安でモラ夫と別れられない。私が我慢すれば生活に困ることなく生きていける、子供に不自由させることもない。生活・お金の事を考えるのは当然の事です。「お金の為だけに夫婦でいるなんて卑怯」などの勝手な外野の声に振り回される必要はありません。今は家族として、妻として得られる生活の安定を確保しつつ、モラハラが酷くなり心身への悪影響兆候があれば離れることが出来る準備だけはしておきましょう。心身への悪影響が出てから、ではなく、心身への悪影響の兆候が見えたら、です。

モラハラという酷い仕打ちをされているのに、まだ愛情があり別れたくない。そんな自分が情けなく惨めと思うかもしれませんが、好きで結婚したのです。それは普通の気持であると夫への愛情を認めましょう。そして、愛情があるからこそ耐えてきた自分に自信を持って、夫と別れずにモラハラを軽減し解決していく道を探り進んでいきましょう。

離婚歴・バツイチになりたくない。既婚・離婚・バツイチという言葉自体には何も価値はありません。どれも状態を示す単語であるだけです。既婚だから幸せでもなければ、離婚したから不幸ということでもありません。つまり、単語である既婚・離婚で人生は決まらない。周囲の反対などもあり、恋人同士の別れのように離婚は簡単にできることではありません。でも、既婚か離婚という状態を示す単語よりはるかに大切なのは、あなたが本当に安心して幸せを味わい満たされること。

モラハラでも夫と別れたくないと感じていても、別れたくない理由は様々。まずは、夫にモラハラを受けてつらく悲しくても、なぜ別れたくないのか?隠している本音の理由を掘り起こし、自分に嘘をつかない解決の道を進んで行くことが、あなたが安心して幸せに生きる未来へのリ・スタートとなります。

難しく考えず、まずは素直な自分の気持ちを出してみる。情けない自分も生活のためにという自分も、既婚にこだわっている自分も、誰にも言えないような自分を安心して出せる場所を持っておく。安心できる場所があることでモラハラの軽減と解決は大きく違ってきます。

安心できる場所で自分を見つめなおし、解決と未来に向けた意識を持ち、あなたの安心と幸せに向かって歩みを進めていきましょう。