モラハラ夫の母との関係、義母に振り回されない方法

夫の暴言や否定に悩み、モラハラ夫の母、つまり義母に相談しようかと考える事もあるでしょう。すでに相談した事があるかもしれませんね。

義母に相談できるのですから、結婚当初から嫁姑関係は良好なのでしょう。

相談された方は、義母が力になってくれたでしょうか?ずっとあなたの味方でいてくれたでしょうか?

これまでの義母からは考えられない位に否定された。もしくは、味方でもなく敵でもなく。結局モヤモヤしただけだった。

どちらにしても、結局義母に振り回されただけだったかもしれませんね。今後はモラハラ夫義母に振り回されないために。また、今まさにモラハラ夫の事を義母に相談するか迷っている方が振り回されない為に。

モラハラ夫義母との関係での相談する際の注意点をお伝えします。

モラハラ初期は夫がモラハラとはわからない

妻にとっては生活を脅かす夫からのモラハラ。モラハラが始まった初期は、夫の暴言や否定や威圧がモラハラとはわからないので「夫に意地悪な行為をやめるよう夫を説得してくれる人はいないのか?」と考えます。

 

モラハラが始まるきっかけは、結婚や妻の妊娠、夫の希望で妻が退職し専業主婦になった時など。

妻が社会から切り離された時、簡単に逃げられなくなったタイミングでモラハラが始まることが本当に多くあります。

夫が急に変わったからとすぐに逃げられない、何とか解決しなければ。でも、できれば他人に知られることなく、誰かに間に入ってもらい夫を説得し解決したい。

 

結婚当初から義母と関係が悪くなければ、普段から義母に「何かあったらいつでも言ってきて」「この子(夫)が何かしたらすぐに言ってきなさいね!私が叱ってあげるから!」なんて言葉を掛けられていたら、頼りたくなるのは当然です。

夫の実の母ですから、当然夫の事を良く知っているし夫も義母からの説得なら素直に聞くのではないか?と、藁にも縋る思いで期待も膨らみます。

義母の隠れた動機を理解しておく

義母に夫の事で相談があると持ち掛ければ、すぐに対応してくれるでしょう。「何があったの?」と。

あなたも夫に異変が起きてすぐに義母に相談したのではありませんよね。何週間から何カ月と耐えてきての義母への相談でしょう。もう心はいっぱいいっぱいに悲鳴を上げている頃です。

 

吐き出すようにこれまでの夫の仕打ちを話したかもしれません。

 

先に言っておきますが、義母がどれほどあなたの味方である、何かあったら言ってきなさい、夫を叱ってあげるからと言っていた義母は夫の母親です。

あなたの人間性を気に入り仲良くしたいと義母が思っているのは事実かもしれません。もしくは、将来の介護や同居を見据えて関係を良くしておこうと考えての事かもしれません。

 

本心からあなたを気に入っても、隠れた動機があってもあなたの味方をする気持ちに嘘はないかもしれません。もちろん「口だけ義母」もいますけどね。

 

モラハラ夫の母にも母親の愛情があります

なぜ義母があなたと良好な嫁姑関係を持つのかと言うと、息子がかわいいからです。

義母があなたと仲良くすれば、夫である息子も安心するだろう、喜ぶだろう。

義母があなたと仲良くすれば、孫の成長を近くで見ることが出来るだろう。

義母があなたと仲良くすれば、夫である息子を大切にしてくれるだろう、息子は幸せになるだろう。

 

義母があなたとの関係を良くする”隠れた動機”は、決して悪くはないと思います。むしろ、現実的ないい姑カテゴリです。

ですが、かわいい息子がまさか妻に意地悪な行為を続けている、妻に理不尽を重ねているなんて信じられない。

ましてやモラルハラスメント加害者、自己愛性人格障害の可能性を説明したところで・・・

まさか息子の”人格に障害がある”なんて。義母にとっては受け入れられません。

ただの夫婦喧嘩と捉えるのが義母には精いっぱいでしょう。

 

義母から夫への説得

あなたから息子(夫)の”意地悪な行為”を相談された義母は、何か原因のある夫婦喧嘩だろうと捉えるでしょう。

しかし、夫婦喧嘩にしてもあなたの疲弊した様子に同情し、さすがに息子もやりすぎと考えつつ「怒らせるような事をしたんでしょう?」

息子に訳を聞いたり説得するより「何があったのかは知らないけど、そろそろにしてあげなさい」と言う程度でしょう。だって息子を責めたくないですから。

ここで息子(夫)の反応は様々です。夫婦の事に口出しするなと怒るか、適当にあしらうか。

そして、妻が何を言っていたのか義母に根掘り葉掘り聞きだすか。

適当にあしらう夫

義母から妻への暴言や無視などを「そろそろやめておきなさい」と指摘され、深く追及せずに受け流せば、義母はあなたに解決したと言わんばかりの報告をしてくるでしょう。

 

もちろん、モラハラですから解決なんてしません。

なぜ受け流すのかと言うと、母親に弱いモラハラ夫は不都合を母親に知られたくない思いから深く追求しないだけかもしれません。

それどころか母親に弱いゆえ、義母(母親)に相談し夫婦の事に巻き込んでいることに後に責められる可能性もあります。

 

夫婦問題に口出しした母親に怒る

母親に弱く怒れない夫とは逆で、母親に強く出る夫は遠慮なく夫婦の事に口出しするなと怒るでしょう。説得なんてできません。

義母は息子に嫌われたくない一心で「説得してほしい、叱って欲しいと頼まれた」などと話が飛躍させてしまうことだって!

これも説得どころか、新たなモラハラの火種を作る結果になることも考えられます。

全部話してしまう義母

最もリスクある義母の対応であり、妻が大きく振り回されてしまうのがこのパターンです。

夫は母親をよく理解していますから、妻が母にどんな事を言っていたのか?聞きだすのは簡単な事。

あなたの悩んでいる様子を痛ましく思ってね・・・から始まるも、息子の気持ちや妻への不満などを聞くにつれ、最終的には息子の意見に同意するのは当然の流れです。

 

あなたに言ってくるのは、「あなたの気が利かないからあの子も我慢しているのよ」や、「息子が悪いばかりを言うけど、あなたにも原因はあるでしょ」

 

確かに、夫婦喧嘩であればお互いに原因があると考える中立した視点が大切です。モラハラ加害者は中立した立場から間を取り持つ人を取り込むのが上手です。それが実の母となれば、モラハラ夫には有利になるばかり。

 

そして、全部話してしまう義母の場合も、妻の相談内容が新たなモラハラの火種となります。

義母には相談せず協力してもらう

 

以上3つのケースを紹介しましたが、要するにモラハラ夫の相談を義母に持ちかけるのはやめておくほうが無難ということです。

義母は母親です、母親ですから我が子がかわいく肩を持ってやりたいのは当然の心理です。冷静になればわかる事なのですが、義母に相談し、私(嫁)の味方してくれないと嘆くほうがおかしなことなのです。

 

じゃあ義母には何も言えないのかと言うと、そうではありません。

嫁姑関係が良好であれば、夫が意地悪などと「悪口」と受け取られる表現は避けつつ、例えば夫を連れ出し出したり夫のみ実家に行くような用事を作ってもらう等の活躍をしてもらいましょう。

義母も喜ぶし、夫の愚痴や悪口となる言動がなければ何も話される心配もありません。

これはほんの一例。

義母と夫の性格や環境等の要件によりますが、考え方によっては義母から上手く協力を引き出せることはあります。

もちろん、義母に夫のモラハラについて何も話さないからこそ引き出せる協力です。

 

何だかんだ言っても、義母はモラハラ夫側にいる人です。

あなたの悩みや痛みに共感しても、息子を見捨てることや強く責める事は出来ません。その点をよく理解しておくだけでも、義母に振り回されることからのモラハラ相談の二次被害を防げます。

義母との関係は、付かず離れずの距離でいいんです。夫のモラハラから一時的に回避する協力を得られる効果があれば十分だと考えておきましょう。